2013年10月1日火曜日

HEM-netシンポジウムに行ってきました。

多田です。

2013/9/26にHEM-netシンポジウム
ドクターヘリ運用の多様化
-地域医療、周産期・小児医療との連携
というタイトルで、東京のHEM-net事務局のあるビルで開催されました。



小児科出身で、新生児医療の経験もあり、僻地医療の経験もある自分が行かないわけにはいかない!と、勝手に思い参加させていただきました。

会場には、HEM-net研修でお世話になった、千葉北総病院の先生方や、長野県立こども病院時代に何度もお話を聞かせていただいていた、成育医療センター・都立小児総合医療センターの先生方がパネリストとして招待されており、懐かしい再会だったり、ドキドキする初めましてだったりをさせていただきました。

シンポジウムでは、地域の地理的事情や、医療事情により運用が多様化されつつある、ドクターヘリの運航スタイルが各シンポジストから発表されました。


関東で行われている、小児重症患者の救命救急センターでの初療→安定化→さらなる高度医療が必要な場合に、都内のPICUへドクターヘリを用いた搬送というモデルが患者さんの予後改善につながったことが報告されました。
ただ、広島県で同じことができるかは・・・
おそらく答えは「NO」だと思います。ただ、救急医療は地場産業ですので、広島県には広島県にあった、重症小児診療のスタイルがあると思います。自分はひたすらそれを模索しながら、実践していきたいと再確認させていただきました。

また、母体搬送・新生児搬送に関しても各県の事情があり、それぞれの県でよりよい医療を目指した取り組みがなされていることがわかりました。
広島県は現在も、消防防災ヘリによるドクターピックアップ方式で、新生児搬送をおこなっておりますが、時間のことを考えるとドクターヘリが使えるようになるとメリットは大きいと思います。今のところ実現できていませんが、成人も妊婦さんも小児も新生児もみんな同じ傷病者ですので、分け隔てなくドクターヘリの効果が発揮されるような体制作りが必要だと再認識しました。

シンポジウムのあと、懇親会・2次会まで参加させていただき、2012/7月のHEM-net研修でお世話になった、千葉北総病院のM教授、M准教授、Y先生。

(千葉北総のY先生)

このブログで大変お世話になっている、前橋赤十字病院のM先生。
千葉北総病院OBで現在、宮崎県ドクターヘリに乗ってらっしゃるK先生。

(宮崎のK先生、群馬のM先生、広島の多田です)

HEM-net理事で、作家のIさん。

(HEM-net理事のIさんです)

自分が北総病院研修中に、病院への電話連絡を聞いて感動した(そのときの話はこちら)、北総救命会の救急救命士の方々。
たくさんの方々とお話しさせていただき、充実した時間を過ごさせていただきました。

またみなさんに元気をもらって広島に帰りました。
これでまたしばらく頑張って仕事できそうです。
お世話になった皆さんありがとうございました。

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