2017年3月20日月曜日

コードブルー 3rdシーズン!

多田です。

とうとう長い間願っていた事が実現します。
日本にドクターヘリが根付くきっかけとなったテレビドラマ、「コードブルー」の3シーズン目の放送が決まったようです。

出演は、1stシーズン・2ndシーズンに引き続き、
・山下智久さん
・新垣結衣さん
・戸田恵梨香さん
・浅利陽介さん
・比嘉愛未さん です。
これだけ豪華なメンバーの再結成は難しいんじゃないか?と思っていましたが、実現します!
5月から撮影スタートで、9月の月9で放送だそうです。今から楽しみでしょうがないです。

小児科医出身の自分は、救急医として働き始めてからこのドラマをじっくり見るようになりました。繰り返しなんども見ていますが、最初は感動して毎話泣きながら見ていました。2シーズンとスペシャルをDVDで繰り返し見て、救急医としての考え方や働き方、ドクターヘリについてのノウハウなどを勉強させていただきました。
未だに現場に出動する際に、「あのシーンのあそこで黒田先生が言っていたあれだな。」と思いだし、実際の活動に活かさせていただいております。

また、NPO法人HEM-Netにご尽力いただき、スタッフがドラマの医療監修をされていて、ロケの現場となっていた日本医科大学千葉北総病院でドクターヘリ搭乗医師研修を1ヶ月間受けさせていただきました。その際、
「ここ山Pが走ったところじゃん!」
(ここをヘリに向かって走るのが夢でした!)

「ここ山Pとおばあちゃんが話をしていたタクシー乗り場じゃん!」
(わかる人にしかわからないタクシー乗り場です。)


(ちょっと珍しい2機のMD902、北総機・君津機です)

「ここガッキーが座ってた手すりじゃん!」
(後に少しだけ手すりが写っています)

「この汚れたぬいぐるみは、外傷の女の子がもっていたジョンじゃん!」
(わかる人にしかわからないジョンです)

ってテンション上がったことが未だに忘れられません。
今回も、我々の魂を揺さぶる様なすばらしいドラマになることを期待しています!

出演者のみなさま、スタッフのみなさま、医療監修のみなさま影ながら応援しております!

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2017年3月12日日曜日

小児周産期リエゾン養成研修

多田です。

2017/02/18 東京都立川市にある国立病院機構災害医療センターで行われた、
「小児周産期リエゾン養成研修」に見学者として参加してきました。

研修参加も考えましたが広島県からは2名しか受講できないため、小児科医であり、救急医であり、統括DMAT隊員であり、フライトドクターである「中途半端」な自分が、研修を受けさせていただくよりも、
是非、普段災害医療に関わることが少ない、新生児科・産婦人科の先生方に研修を受けていただきたいと思い、研修は辞退させていただき見学者としての参加となりました。


成人の患者さんを中心として構築されたDMATや災害医療体制では、特別に考慮する必要がある小児・新生児・妊産婦の対応が難しいことがあります。
これまでは小児科の先生方、産婦人科の先生方がそれぞれ対応していただいております。
ただ、小児・新生児・妊産婦の方々もDMATを中心として提供される超急性期の災害医療の恩恵を受けるべきです。

今回の研修は、西日本を中心とした新生児・妊産婦を主たる診療対象としていらっしゃる小児科・産婦人科の先生方を中心とした受講者を対象に行われました。
丸一日、座学と机上シミュレーションでハードな内容でしたが、みなさん各県の代表として選ばれたメンバーですので、熱心に取り組まれておりました。

「1つのことを追求することで救命・治療できる患者さん」もいますが、
「いろんな知識をもち、いろんなことができることで救命・治療できる患者さん」
もいます。
災害時においては後者に当てはまる患者さんが確実にいらっしゃいます。

各分野のエキスパートであるみなさんに、災害医療のことを知っていただくことで
「救えたはずの災害死」を可能な限り減らしていきたいです。

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2017年3月2日木曜日

航空医療学会認定施設に認定されました!

多田です。

当院が「日本航空医療学会認定施設」に認定されました。
ドクターヘリの協力病院としての活動と、
それ以前からの消防・防災ヘリのドクターヘリ「的」運用での活動を学会に認めていただきました。

同時に、個人としても「日本航空医療学会認定指導者」として認定していただきました。

これからも、認定施設・認定指導者として恥ずかしくない活動を心がけて行きたいと思います。

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2017年2月18日土曜日

2016年度、院内災害対策訓練

多田です。

院内研修会の投稿が続きます。
先日、「院内災害対策訓練」を、DMATインストラクターであるK藤看護師を中心としたDMAT隊員で行いました。

院内の医師・看護師・臨床工学技士・放射線技師・事務員など、たくさんの職種が対象です。
今回は、実際の災害が起こった想定で進める通常の災害対策訓練ではなく、
災害の規模や、起こった際の状況想定をして、当院の職員としてどういう状況に置かれて、どういう行動をするべきかを確認していただくことをメインとしました。

みなさん、自宅の津波による被災や、病院までの参集経路など具体的な想定がなければ想像できなかったことを考えてもらえて、非常に有意義な研修となりました。
(積極的な議論がされました)

基幹災害拠点病院として、毎年訓練を重ねて行きます。

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2017年1月29日日曜日

院内児童虐待対応研修会

多田です。

近年、児童虐待対応の啓蒙がなされ、児童相談所への通告件数は年々増加しております。
児童虐待の対応は主に小児科医を中心に行われますが、虐待が関係する外傷は救急科を始め、多くの診療科の医療スタッフが関わることになります。
当院には小児科医・看護師・ソーシャルワーカーを中心とした児童虐待対応部会:CAPT(Child Abuse Protection Team)があります。多田もそのメンバーの一員です。

今回、CAPTのメンバーで院内児童虐待対応研修会を行いました。

小児看護専門看護師のH看護師から、全国の児童虐待通報件数の推移や、当院での対応事例について報告をし、多田からも救急科で加療しCAPTが対応した症例の報告を行いました。

今回の研修会の目的は、児童の受診時に「虐待に気づいた」もしくは「虐待かもしれないと気になった」医療スタッフが、どうすればCAPTのメンバーに連絡でき対応が始められるようになるかでした。
研修会の内容が内容ですので、参加者がほとんどいないのではないかと懸念しておりましたが、予想に反してたくさんの方に参加していただきました。

CAPTの目的は、「児童虐待を早期に発見し、児童がさらなる危険にさらされることなく成長して行ける環境を整備すること」が目的です。
職員の「気になる」に対応できるチームとして活動していきます。

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2017年1月19日木曜日

明けましておめでとうございます。

多田です。

毎年、救急医として休みのない年末年始を過ごしますが、今回は特別忙しかった印象です。
1月も半分を過ぎてしまいましたが、2017年も県立広島病院救命救急センターと、広島県ドクターヘリをよろしくお願いします。

広島市は、年明けから約30年ぶりとなる大雪に見舞われました。


広島県人の多くは雪に慣れていないため、各地でスリップ事故が起こり、10台以上が関わる高速道路の事故も起きました。幸い重症な患者さんはいらっしゃらなかったので、当院は情報共有と軽症患者さんの診察で事案は終了しました。

そして今年も早速、年明けから局地災害対応の訓練に行ってきました。
今回は旅客船事故を想定した訓練で、海上保安庁・広島市消防局・広島市・広島県警・日本赤十字広島県支部・県立広島病院と複数の機関が集まった訓練になりました。
(防寒対策はばっちりです)

(1万トンバースの象徴・パラダイスの塔)

高速旅客船が岸壁に衝突し、40名程度の傷病者が発生したという想定で訓練が行われました。
海上保安庁の巡視艇と、広島市消防局の救急艇が旅客船に横付けし船内に進入。
協働してトリアージを行い、重症患者さんから岸壁の救護所に搬送となります。

医療班は、日赤救護班が立ち上げてくださったDeRUと呼ばれる救護テントと簡易ベッドを使い、日赤・病院合同で救護所を運営します。
患者さんの出入りの管理・診療するメンバーの選定・搬送順位の決定など行いました。


(災害対応するすべての職種が協働します)

海上保安庁・消防・県警・赤十字・病院とそれぞれが、最大多数の患者さんを救命するために活動しました。
これだけたくさんの職種が同じ目標に向かって活動できることは非常にうれしいことです。
訓練の後、振り返りの会が行われ各機関からそれぞれが「できたこと」「反省点」を挙げ、みんなで改善方法を検討しました。
普段から接点の多い機関同士は、共通認識と共通理解が得られる部分が多いのですが、なかなか接点が少ない機関同士はお互いのことを理解するのが難しく、災害現場では混乱することが多いです。その共通理解を得ることも訓練の大きな目的の1つでした。

非常に有意義で、次に繋がる訓練だったと思います。
車に乗っていようと、船に乗っていようとも傷病者は傷病者です。
同じように救命できるよう、これからも訓練を続けて行かなくてはいけません。

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2016年12月31日土曜日

2016年もあと少し。今年の漢字は・・・

多田です。

時間の経つのは早いもので、あっという間に2016年も終わろうとしています。
今年最後の勤務は、広島ヘリポートです。

今年も、当センター・広島県ドクターヘリはたくさんの患者さんの救命に当たってきました。
また、たくさんのイベントもありました。
(統括DMAT研修に立川に行ったり)

(ドクターヘリと消防ヘリのコラボでスキー場に出動したり)

(重症者2名の交通外傷事案でドクターヘリでピストン搬送したり)

(山陽自動車道八本松トンネル火災事故に出動したり)

(振り返りの会で久しぶりの再会を果たしたり)



(未来のフライトナースが遊びに来てくれたり)

(熊本地震にDMATを派遣したり)



(未来の小児救急医と一緒に働いたり)

(救急外来で小児救急の勉強会をしたり)



(新しい車と医療の関係を確信したり)



(真夏の訓練で熱中症を発症したり・・・)



(関東豪雨災害のご経験をお話しいただいたり)

(航空医療学会にフライトナースも参加したり)

(病院前救急診療医学会のシンポジウムにお招きいただいたり)

(未来ある初期研修医と小児救急・集中治療について勉強したり)

振り返ってみると、あれこれあるものですね。
それでは、発表します!

今年の漢字は「芽」です。(ただし、未公認)

センター・広島県ドクターヘリに関わるスタッフが、これまでそれぞれが、いろいろな努力や準備を重ね、それを続けてきたことが「芽」を出してきました。

センター長が長年取り組んできた、災害対応はここ数年でその意味をみなさんにご理解いただき、対応を繰り返すたびに少しずつ進歩しています。
(2014年8月の災害現場です。まだ爪痕が残っています)

(地道に災害に備えた活動をしています)

(こんな現場にも呼んでいただけるようになりました)

当院の初期研修医から、救急科の後期研修医として働いてくれているT先生は、日々成長しています。

広島県ドクターヘリとしては、複数傷病者対応について
「災害発生からなるべく早いタイミングで最大多数の医療者を現場に派遣する」
ことが周知され、追加医療スタッフをピックアップして出動する事案が増えました。
隣県のドクターヘリ(島根県・山口県)との協働事案もありました。
(山口県ドクターヘリとコラボ)

ご本人とご家族が一番大変でしたが、我々にとっても長く辛い戦いでした。
多くの科の医師と看護師・臨床工学技士・放射線技師など当院の医療スタッフのおかげで、小児重症患者さんを救命することができました。
(こうやってだっこさせてもらえる日をどれだけ待ったか!)

(この上なくうれしい祝勝会でした)

(チームメンバーを送り出しました)

これからは、その「芽」を枯らすことがないよう、大事に大きく育てて行かなくてはなりません。

みなさま、良いお年をお迎えください。
2017年も引き続き、県立広島病院 救命救急センターと、
広島県ドクターヘリをよろしくお願いします!